うめちゃんからの手紙 2017 No.075

ゴールデンウィークです。
アルバイトも学校もお休みです。はるちゃんが長野県まで家族とお蕎麦屋さん巡りに行ってしまっているので私はちょっぴりさみしいです。
はるちゃんはリーダー的存在。

今日はマリちゃんと遊んできたのですが、魔法学校じゃない都立高校に通う子たちからアイスクリーム屋さんで話しかけられ少し世間話をしたのですが普通の都立高校は毛髪検査や服装にうるさいんだよとかいろいろ情報交換をしました。
魔法学校は服装とか髪の毛の色、その他いろいろ自由ですし上級生たちは優しいのですが、やっぱり学校の外では母親や先生たち、つまりは先輩魔女たちにはすごく厳しい人たちもいるから大変だよという話をしました。
母や叔母ちゃんたちの時代は先輩たちより高い所をほうきで飛んではダメとかあったみたいですし。この辺の事情はイギリスの魔法学校でも他の国でも同じだそうです。でも一般的に魔女の学校は平和です。
他人に関心があまりない魔女たちが多いので自分から友達を作らないと卒業するまで一人ぼっちとかもざらです。でもあえて誰とも友達にならない人もいます、それもまた自由。(もちろん意地悪い子だっていますけれどね。)
先輩魔女が怖いのはどこの国でも、どの時代でも共通認識ですね。

マリちゃんと二人でいるとよく話しかけられます。そしてよく双子ですかとも聞かれます。
一生懸命話そうと思うのですがどもってしまうことが多々あり、向こうがたまに申し訳なさそうな顔をして去っていくこともよくありなんか複雑な気持ちになります。

今日話した都立高校の子たちはいい子たちでそれなりに話も盛り上がったのですが私もマリちゃんもスマホを持ってへんので連絡先が交換できませんでした。残念無念。
彼女たちの間でもカメラが流行っていて写るんですでよく写真を撮っているのだとか。
私のライカを見せてあげていろいろ説明したりも出来てすごく楽しかったのですが、連絡先が交換できなかったことが悔やまれます。
マリちゃんはまた会えると思うからそこまで悔しがることじゃないよと笑っていました。
でも私のアルバイト先を教えてあげたのでいつか遊びに来てくれるかもしれませんね。

うめこ

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