画伯の試行錯誤 – 2018年01月17日 気化式加湿器のメンテナンスを行いました。

超音波式から気化式へ

愛用していた超音波式加湿器の超音波振動子が故障したためメーカーに修理に出す事になりました。

加湿器が不在の間バスタオルを4本干して部屋の加湿をしていたのですが、目指していた45%以上の湿度まで湿度計がなかなか上がらず40%あたりが限界のようでした。

15年以上前に購入したきりあまり使っていない加湿器が実家に余っているという事で送ってもらいました。
KAZという会社から販売されていたModel 3000という気化式の加湿器で、このモデルが製造された頃はまだアメリカ製だったようです。
現在でも内蔵フィルターが継続して販売されており、これからも末長く使えそうです。

廃番商品になる前の現役時代でも作動音がうるさい事が一番の欠点としてあげられていました。
この記事の後半で作動音を小さくするためにした工夫を紹介します。


ひどい汚れとの戦い…

注意!この記事は家庭での分解を推奨するものではありません、決して真似をしないでください。当記事を真似した事で生じるいかなる損害についても責任を負いません。

Kaz model 3000
極端に掃除がしにくい…

すごく硬いプラスチックの爪がファン側に5箇所付いていて本体トップカバーにがっちりとはまっています。
一般家庭での清掃は絶望的で、現実的には無理な機種です。
ファンの下にホコリが溜まり続けていく構造ですが掃除の方法が全くありません、掃除機で吸うにも限界がありました。

モーター部の配線を外します。

Kaz model3000

モーター部と配線

最も汚いファンカバーとトップカバーを安全にお風呂場で洗うためにモーターと配線を本体から外します。配線を切ったりする必要はなく、左右両方とも引き抜くだけで外す事が出来ました。

全て分解しました

Kaz model3000

全てばらしました。

ちなみにmodel3000のタンク部分には3.8Lの水が貯められるそうです。このタンク部分はフィルターを外すだけなので簡単に清掃する事ができます。
お風呂場でしっかりと黒ずみなどが残らないように洗剤を使い洗浄しました。

ファンの羽根を割らないように丁寧にモーターから引き抜きました。戻すときも同様に注意して差し込みます。


中間調光器で加湿器のファンの回転数を落とす

中間調光器 NE-740

中間調光器 NE-740というものを間に挟みました。

明かりの調整やハンダコテの温度調整などによく使われる中間調光器を買い、加湿器とコンセントの間に入れました。

iPhoneのDecibel Xというアプリを使って騒音の大きさを測ってみました。

測定風景

簡易的です

測定風景 あくまでも簡易的

こんな感じで測定しました。あくまでも簡易的で厳密な数値ではありませんが、興味があったので参考までに計測してみました。

全力運転時と低出力運転時の比較

騒音比較

大分と落ち着きました。

騒音のグラフ

全力で!

全力運転時の平均が51.7dbでした。
(大きく聞こえる、通常の会話は可能)程度の騒音レベルです

騒音グラフ

低出力運転時

出力を抑えて運転した時の平均が46.7dbでした。
ほぼ(多少大きく聞こえる、通常の会話は十分に可能 )程度の騒音レベルです

騒音レベルのチャートは下記のサイトを参考にしました。


まとめ

調光器で出力を抑えて運転した場合でもまだ音が聞こえますが、体感ではずいぶん静かになった気がします。
ファンの回転数が落ちたわけですが、湿度計は50%を安定して指しているのでこのままの使用をしばらく続けてみようと思います。
起きている間は全力で運転をして湿度を上げ、就寝時に出力をギリギリまで落とすというのもいいかもしれません。

以上です。

この記事はあくまでも実験です。分解や調光器を電化製品と一緒に使用することを推奨するものではありません、決して真似をしないでください。当記事を真似した事で生じるいかなる損害についても責任を負いません。

画伯

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